研究内容

カン研究所では、生命の最小単位である「細胞」を出発点として、疾患の原因となる細胞の特異性、細胞間情報伝達、分子の局在等に注目することで、神経、がん、免疫炎症の疾患メカニズムを探索し、疾患の予防や治療につながる創薬ターゲットの同定を目指しています。また、高質な臨床開発を企図したトランスレーショナル研究のための基盤技術の確立とその応用、バイオロジクス「ものづくり」を大切にするとともに再生医療の実現に向けた研究にも注力しています。さらに、社外との「スクラム型協働」によるオープンな研究開発を志向し、知のネットワークを構築することで、研究の質の向上とスピードアップを図っています。

新規治療ターゲット探索

統合細胞生物学を駆使し、生体恒常性を「組織」「細胞」「タンパク質」「遺伝子」の各レベルで理解することで、創薬分子標的を発見します。

  • シナプス形成
  • 神経分化・発生
  • 新規標的
  • 膵がん

トランスレーショナルサイエンス

ヒューマンバイオロジーやバイオマーカー探索に注力し、イメージング、遺伝子改変動物、幹細胞技術などの革新的手法の確立と応用により、臨床研究の成功確率を向上させます。

  • 探索薬理
  • 細胞イメージング
  • 生物工学

バイオロジクス

医薬候補抗体のスクリーニングやそのヒト型化、機能性核酸のデザイン、ドラックデリバリーシステムなどの基盤技術を構築し、次世代バイオロジクスを創出します。

  • シードバイオロジクス
  • ヒト型化
  • 次世代バイオ

再生医療

発生学の理解に立脚して、移植細胞の誘導や純化、移植環境最適化などに関する新規なシーズ探索に注力します。社外の第一線の再生医療エキスパートとの協働により疾患の克服に取り組みます。

  • 再生医療

クリエーション戦略

最先端のサイエンスに基づくベンチサイドの研究成果をベッドサイドに確実に届けるクリエーション戦略を、前臨床開発研究や臨床医学に精通した創薬研究者、薬剤師、医師等からなる専門メンバーが推進します。

  • コンセプトクリエーション戦略・プロダクトクリエーション戦略

研究内容