細胞イメージング

細胞イメージング

生体内で整然と配置された細胞や組織は、長く張り巡らされた神経や血管ネットワーク、細胞外の生体分子などを介して空間的に相互コミュニケーションし、統合的な機能を発揮しています。この相互コミュニケーションを可視化し、治療標的細胞やその微小環境の様態を観察する技術が生体イメージングです。これによって、動物病態モデルの臨床症状を分子や細胞の動きとして捉え、創薬コンセプトの創出とその妥当性の検証、そして医薬候補品の薬効発現機序の解析が可能になります。私たちのグループでは二光子レーザー顕微鏡技術と先進的な組織透明化技術を活用した組織の三次元解析により、医薬品の効果を、生体を本来の姿に保ったまま詳細に解析しています。これまでは想像するしかなかった生体内イベントを可視化して定量することで、病態解析と医薬品創出に貢献します。

研究内容